<チャンネルガイド2020年4月号に
掲載した内容です>

2020年3月19日

始まりは小学校の校庭から 樹齢150年のしだれ桜

 度会郡大紀町崎(たいきちょうさき)にある樹齢およそ150年の大きなしだれ桜。高さ11mの大きな樹でその枝は前を通る熊野街道の上空を渡って、向かいの民家の方へと伸びている。約30年前からライトアップを行っていて、平成3年には大紀町の天然記念物に指定された。 毎年満開の頃には桜の下でお茶会やコンサートが開かれ、遠方からも多くの人が訪れる名所となっている。

 この桜が植えられたのはおよそ150年前、この場所が旧柏崎尋常高等小学校だった頃だ。その後、尋常小学校の校舎を改築・増築して旧庁舎とし、町村合併後の現在は柏崎支所が建つ。しだれ桜は150年間その移り変わりを同じ場所から見守ってきた。
 現在、桜の管理は大紀町が行っている。大紀町商工観光課によると、毎年花の様子を伺い、つき方が弱いときは樹木医に観てもらうが、基本的には自然のまま、現在の大きな樹になったという。
 毎年開かれているお茶会やコンサートだが、今回は新型コロナウィルスの影響で中止となった。しかし、ライトアップは例年通り行われる予定なので、今年は昼と夜、それぞれ違った顔を見せる桜を静かにじっくりと愛でるのも良いだろう。長年この町を見てきた大先輩のしだれ桜なら、こんな年もあるよ、と語りかけてくれそうだ。

ライトアップされたしだれ桜

大紀町崎のしだれ桜
見頃:3月中旬~ 4月上旬
ライトアップ期間:見頃の時期の18:30~21:00(予定)
         *花の見頃は毎年違うのでお問い合わせください。
場所:柏崎支所前(大紀町崎260)
問い合わせ先:大紀町商工観光課 (電話 0598-86-2243)